この研究では、高度な STEM 教育を実践している学校の教室の特性を調査します。この目的のために、STEM教育を実践している教師と、科学的思考を促進するための教授法を調査しました。具体的には、2019 年から現在まで STEM 教育を実践している日本の 20 人の教師とフィリピンの 10 人の教師を対象に Web ベースの調査を実施しました。調査用の Web サイトが作成され、回答者はオンラインで質問に回答しました。彼らの許可を得て、調査回答のテキスト文書が基本データとして使用されました。テキスト分析により、複数の分野にわたる STEM 教育の指導を一般的に説明するいくつかのフレーズが特定されました。例えば、日本の教育モデルは生徒の現状をしっかりと把握しているのが特徴です。一方で、フィリピンのインストラクショナルモデルは、生徒たちが間違いを恐れずに意見を言い合い、楽しみながら学べる環境作りを意識したクラスです。これらの結果に基づいて、科学的思考を促進する STEM 教育の教師モデルを提案します。